05
2014

フランスのアンティーク・ポストカード / 『オーギュスティーヌのワルツ』

CATEGORY雑貨 etc.
IMG_4149.jpg



たまに立ち寄るお店で、フランスの古い絵葉書を見つけて買いました。

今から99年前のモンテ・カルロのポストカードです。
上のカラーの絵は、現在も観光名所になっているグラン・カジノ。
下のモノクロの絵は、熱帯植物園です。

グラン・カジノのポストカードは、裏を返すと、鮮やかなインクの文字がありました。
訳してみると、こんな内容です。



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「1915 年1月4日, ニース

僕の愛する奥さんへ

君にちょっとした便りを送ろうと思って、筆を執っている。僕たちはディーニュまで良い旅行ができたよ。半時ほど町に立ち寄り、そこでマリーにも会い、少しの間だったけれど一緒に時を過ごすことができた。今また、普段の仕事に戻っている・・・。ずっと元気にしているよ。この便りがちゃんと届いて、君たちから他の皆にもよろしく伝えてもらえると嬉しい。

僕からの甘い抱擁を受け取っておくれ。

君の忠実な夫

オーギュスト」




                ◇


今日は、『オーギュスティーヌのワルツ』を載せておきます。

マルセル・パニョルの回想録、『母のお屋敷』(Le château de ma mère, 1957年)をもとに作られた映画、『マルセルのお城』(原題: Le château de ma mère, 1990年)で使われた、ウラジミール・コスマ作曲の音楽です。




この映画でも、上の絵葉書と同時代の南フランスが舞台になっていました。
若くして亡くなったお母さんの思い出が、あまりにも美しい映画でした。


                ◇

                ◇

                ◇


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14 Comments

ひかり  

おはようございます^_^

99年前に、ニースから奥さん宛に出したカードなんですね!

Eメールなんて無い時代ですし、旅先から奥さんに絵葉書

何とも言えない感じですね〜

絵葉書を出すと言うか郵便を利用する行為自体が最近少ないので、古い行為ながら現在では新鮮な行為

ん〜、やはり何とも言えない思いになります(*^_^*)

それも99年前の絵葉書、そして筆記体で書かれている文字、絵になりるとはこの事ですね〜

夫、オーギュストは奥さんを連れてかないで誰かと旅行に行ったんですねw

そして、普段の仕事に戻っていると言う事は単身赴任!?

ところでArianeさん、フランス語が出来るんですね〜

世界が広がりますね(*^_^*)


2014/03/05 (Wed) 08:33 | EDIT | REPLY |   

yuccalina  

おはようございます。
アンティーク絵葉書の書面が、流レるようなとても美しい筆跡なのに目を奪われました。
文字には正確が出ると言われますが、とても繊細で優しい雰囲気がします。

2014/03/05 (Wed) 09:27 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: ひかり様

ひかりさん、おはようございます^_^
いつもコメントくださって、とっても励みになります。

本当に、近年はEメールばかりですよね。
でも私、年配のお友達が多いので、わりと葉書のやり取りをするんですよ^_^

人によって筆跡って違っていて、横文字だとしばしば読みにくいです。
この時も、カードを買ってからカフェに入って、コーヒーを飲みながら、しばらく文面と睨めっこしていました。
だんだん、ああ、この人は t という字をこう書くんだなとか、これは d なんだなとか分かってきて、そうしている内に、この時代の、この人の世界に引き込まれていくような思いになりました。
家族を地元に残して、仕事で南フランスに来ていた人みたいですね。

前にちょっとフランスにいたことがあって、本当はもっとフランス語ができなければいけないのですが、もう大分前になるので、かなり忘れてきていますね・・・(涙)
住んでいたのはパリでしたが、南フランスは大好きでした♪

2014/03/05 (Wed) 09:28 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: yuccalina 様

yuccalina さん、おはようございます^_^
コメントどうもありがとうございます。

そうなんです、こちらの絵葉書、筆跡もインクの色も美しく、優美な繊細さと何か明るい気を感じます。
南フランスという場所の明るさまで、感じられるようです。

筆跡って、本当に性格が出ますよね。
私は実は学者の知人が多いのですが、学者さんたちの筆跡は面白いですよ。
字の下手な人は多いのですが、それにしても、どうしたらこんなに変わった字体になるんだろうというような、異様な筆跡の方がたまにいます。

2014/03/05 (Wed) 09:47 | EDIT | REPLY |   

Violetta  

Arianeさま こんにちは^^

99年前のモンテ・カルロのポストカードなんですね・・。
とてもお洒落で雰囲気があって素敵ですね・・!!

さりげなく飾られている懐中時計もカッコいいですね・・。

音楽を流しながらゆっくりと 「僕の愛する奥さんへ」の手紙を読ませていただきました。
愛を感じますね・・。凄く素敵・・。良いですね~。
こんな素敵なお手紙をくれる旦那様・・^^

音楽の方もとてもロマンチックで・・ヴァイオリンの素敵な音色に溶けてしまいそうでした・・。笑

2014/03/05 (Wed) 10:27 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: Violetta 様

こんにちは^_^
いつもコメントくださって、嬉しいです。

最初、花文字のような大文字のEが読めなかったのですが、「● pouse・・・そうか、épouse!奥さん宛ての手紙じゃないか!」と思いまして、ちょっとドキッとしましたね。
ある程度、手紙の決まり文句というのがあるとは思いますが、それにしても、昔はこんな言い方をしたのか、と思う所がいくつかありました。

音楽も素敵でしょう?
この曲が使われていた映画も、とっても良かったんですよ!

南フランスは私も大好きで、三回くらい行きました。
熱帯植物園はモナコに行く度に訪ねていました。
そういえば、かなり昔ですが、カジノも一回は行きましたね。
どんなものなのか、やっぱり怖いので、あまり遊びませんでした。

懐中時計は、主人のなんです。
ちょっと前から止まってしまっていて・・・直さなければなりませんね。

2014/03/05 (Wed) 11:25 | EDIT | REPLY |   

凛  

素敵な絵はがきですね。

文面は本物なのですか?
誰かが書かれた本当の葉書が、何十年後に外国で売られているなんてすごいですね。驚きました。
変な内容じゃなくってよかった(^^)

2014/03/05 (Wed) 19:32 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: 凛さま

凛さん、こんばんは^_^
いつもコメントくださって、どうもありがとうございます。

わざわざ文面を書いて売ることはないでしょうし、変な内容の場合、たぶん葉書にはしないでしょうね(笑)
今まで文面を読んだことはありませんでしたが、アンティーク・ショップで見かける昔の絵葉書は、たまに文面のあるものがありますね。
持ち主が亡くなると、古物として出される品物の中に、こうした絵葉書も混じっているのでしょう・・・。
アンティーク・ショップでは、昔の家族写真なんかも見かけますね。
あんまり個人的な思い入れのありそうなものは、やっぱり買いにくいですね(笑)

2014/03/05 (Wed) 21:27 | EDIT | REPLY |   

TamTam  

1枚のアンティーク葉書からあたたかい愛を感じました。
アンティークの特に観光地などは
絵柄も写真の風景もその時代背景を感じるデザインで
見ているだけでたのしくなります。

洋書やご主人さま愛用の時計かしらー
小物づかいがまた、素敵!!

2014/03/07 (Fri) 10:39 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: TamTam さん

こんにちは^_^
コメントどうもありがとうございます!

グラン・カジノの前庭のあたりは、今全然変わってしまっていて、車が乗り入れられるようになったりしています。
やっぱり昔は素敵でしたねぇ・・・。

TamTam さんのように写真のお上手な方から褒めて頂けると、嬉しいです^_^
時計は主人の、本は私の、ですね。
この本は私のコレクションの中の一つで、19世紀に出版された本なんです♪
あ、コレクションというのは、こちらはアンティーク雑貨コレクションではなくて、一応、勉強するためなんですよ~

2014/03/07 (Fri) 13:20 | EDIT | REPLY |   

mikitaka08  

こんばんは

 市井の人の絵葉書が100年も残され、市場に出る。日本では有名人以外ありえないですね。インクの色が100年たってこんなにきれいとは信じられません。音楽と絵柄が実に絶妙ですね。
 フランス語を訳せるArianeさんに驚きです。

2014/03/07 (Fri) 22:47 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: mikitaka08様

こんばんは^_^
コメントありがとうございます!

本当に、100年前のインクとは思えないほど、鮮やかですよね。
これを書いた方は、この後、第一次大戦中、無事だったんだろうかとか、いろいろ考えてしまいました・・・。
それにしても、日本にもフランス語が堪能な方はごまんといらっしゃいますから、私なんかがフランス語を売りにするのはヤバイですね(汗)
ただ、忘れてしまうのも勿体ないと思うので、少しはフランス語に触れようと思います。

音楽も聴いてくださって、嬉しいです^_^
とっても好きな音楽です。
どうもありがとうございます。

2014/03/07 (Fri) 23:13 | EDIT | REPLY |   

コウコ  

大好きな南フランスの古い絵ハガキ、素敵です。
グラン・カジノはまさに伝統のフランス庭園ですね。
ポストカードのインクは今認めたようで、ドキッとさせられました。
翻訳も素晴らしです。

ご主人の時計ですが、祖父のシーマの懐中時計にそっくりなので
懐かしさが込み上げてきました。

2014/06/17 (Tue) 23:44 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: コウコさん

こんばんは^^
いつもコメントありがとうございます。

南フランス、コウコさんもお好きですか!
綺麗な所ですよね。

ポストカードではグラン・カジノの前に立派なフランス庭園が広がっていますが、残念なことに今は大分違うんです・・・。
かなり、観光地っぽいです。

ポストカードのインク、あまりに鮮やかで、私も裏を返した瞬間、ドキッとしました。
そして、奥さん宛てだったので、またちょっとドキッとしました。
フランスのアンティーク葉書は、文面のあるものも多いと思いますが、もっとありきたりで簡単な内容のものしか見たことがありませんでした。
コウコさんのように、文学的なセンスがおありの方に訳文を褒めて頂けるのは、光栄です。
私は結構、文学コンプレックスがあります^^;

お祖父様も、懐中時計をお持ちでいらしたんですね。
アンティークの懐中時計は、素敵ですよね。

2014/06/18 (Wed) 00:16 | EDIT | REPLY |   

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