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2014

Annwn の奏でる中世西洋音楽&ロミオとジュリエット

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以前、主人が撮ったフィルム写真です。


                  ◇






最近、西洋中世の歌をよく聴いています。
一つは、14世紀のフランスの作曲家、ギョーム・ド・マショー(Guillaume de Machaut, 1300年頃 - 1377年)の『甘き淑女よ』(Douce dame jolie)という曲です。
歌詞を見てみたら、フランス語の古語辞典がないと分からないような単語が多かったのですが、大体の内容は、地位のある女性に対する、忠実な、でも報われない恋心を歌ったものです。

上の録音は、Annwn というドイツのグループが、独自の解釈で演奏しているものです。
このグループは、中世音楽を取り上げ、リュートやハープも使って演奏しているようですが、どこか現代の軽音楽に通じる感覚の演奏で、どなたが聴かれても、わりあい馴染みやすく、一般的に好まれやすいのではないかと思います。

ちなみに Annwn(アンヌン)というのは、ウェールズの神話に出てくる異界のことのようです。


同じく Annwn の演奏で、もう一曲は、ワルター・フォンデル・フォーゲルワイデ(Walther von der Vogelweide 1170~1230年)の『パレスチナの歌』(Palästinalied)です。
ドイツ皇帝フリードリッヒ2世による第6回十字軍(1228~1229年)の一員として、聖地エルサレムに到着した時の感動を歌ったものらしいです。





                  ◇


それから、羽生結弦選手が素晴らしい演技で、金メダルを獲得しました。
フリーの演技で、フランコ・ゼフィレッリ監督の映画『ロミオとジュリエット』(原題:Romeo and Juliet, 1968年)の音楽が使われていて、この映画の雰囲気も音楽も好きだった私は、懐かしくなりました。
14世紀のイタリアの都市ヴェローナが舞台になっているお話です。

高校生の時に、近くの古い映画館でリバイバルされ、一日中居ても料金が変わらなかったので、3回立て続けに観て、3回泣いた覚えがあります。

歳をとってから見直してみると、すごいテンポの早さに驚きます。
ロミオとジュリエットが出会って、恋に落ちて、結婚して、ロミオがジュリエットの従兄のティボルトと決闘するまでが二日間くらいです。
しかし不思議と十代の頃は、あのテンポに違和感は感じませんでした。


こちらの You Tube ですと、24分の所でのジュリエットの登場が印象的です。
ロミオの意中の人だった青いドレスの女性の後ろから、優雅な音楽と共に初々しいジュリエットが現われれて、ロミオは偽りの恋から目が覚めます。





音楽はニーノ・ロータ作曲で、私はとても気に入って、レコードも買って持っていました。

Romeo & Juliet | Soundtrack Suite (Nino Rota)

どうも、現代の人が作る中世風の曲、あるいは現代風に演奏される中世の曲というのは、聴きやすいんですよね。



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10 Comments

ひかり  

おはようございます^_^

羽生選手の金メダル、嬉しいですね〜!

北海道の雪、半端ないです(≧∇≦)


2014/02/18 (Tue) 05:56 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: ひかり様

おはようございます^^
コメントありがとうございます。

羽生選手は、被災地出身で、震災の直後は大変だったでしょうね。
逆境の中で何かを掴まれるということもあるのでしょう。
金メダル、素晴らしいですよね。

ひかりさんは、無事に札幌にお帰りになられたんでしょうか?
後で、またご訪問致しますね!

2014/02/18 (Tue) 10:01 | EDIT | REPLY |   

Violetta  

こんばんは^^
ご主人様の撮影された梅の花・きれいですね・・。


『ロミオとジュリエット』私は映画を見たことないのですが・・
映画で使われている音楽ってとても印象に残ったりしますね・・。
中世風の曲は・・私にとっては初めて聴く曲でした・・。
どこかで聞いた事あるような・懐かしい雰囲気の曲ですね・・。
短調だけど暗すぎず・・確かに聞きやすいですね~。

1曲目と2曲目・とても似ていると思いました・・。笑

2014/02/18 (Tue) 21:38 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: Violetta 様

こんばんは^^
いつもコメントありがとうございます。

フランコ・ゼフィレッリ監督の『ロミオとジュリエット』、結構古い映画ですよね。
羽生選手がこの映画の音楽を使った影響なのでしょうか・・・この二日間で、こちらの動画の再生回数が5千回近く増えていて、驚きました。

音楽も聴いてくださって、ありがとうございます^^
Violetta 様も、どこか懐かしいと思ってくださいますか!
私は一曲目の音楽を初めて聴いた日、妙に懐かしい気がして、夜眠っている時まで頭の中で鳴っていたほど、心に残ったのです。

古楽に詳しい方が聴かれたら、Annwn の演奏は違うと思われるのではないかと思いますが、誰にでも歌として聴きやすく、Annwn は、日本でもっと売れても良いような気がします。

2014/02/19 (Wed) 00:04 | EDIT | REPLY |   

silkribbon  

Ariane さん、ご無沙汰しています。
中世音楽いいですねぇ。ケルトとかアイリッシュとかの音楽を思い起こさせますね。
私は絵画でも印象派にはあまり興味がなく、ルネッサンスやゴシックに惹かれます。伝えたいことがはっきりとしていて背景や裏に意味があるのが好きなのかも知れません。音楽もそんな感じがします。
このAnnwnにはお勧めのCDはありますか?

ところで先日友人と鎌倉に行ったときに初めて”佐助ストア”に寄りました。とってもいいお野菜が沢山ありビックリしました。

2014/02/20 (Thu) 21:50 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: silkribbon 様

silkribbon さん、こんばんは^^
コメントありがとうございます。
こちらこそご無沙汰しております。

silkribbon さんも中世音楽がお好きなのですね。
嬉しいです。
ケルト音楽も良いですよね。
確かに、どこか響きが似ていますね。
私も大して知らないのですが、Annwn の CD は、Orbis Aria と Aeon くらいしか手に入らないのかもしれません。
上に載せた二曲目の『パレスチナの歌』は、Orbis Aria に入っているようです。
ただ、Annwn はちゃんとした古楽の演奏と比べると、かなり軽音楽っぽいというのでしょうか・・・。
それを好む人と好まない人と、両方いらっしゃるでしょうね。

佐助ストア、いらっしゃったんですね。
とても良いお野菜が並んでいて、つい買ってしまいますよね。

2014/02/20 (Thu) 23:12 | EDIT | REPLY |   

yuccalina  

おはようございます。
私もオリヴィア・ハッセーの映画見ました。今思うとウソみたいに燃えて散った恋のお話ですね。
ロメジュリは羽生選手の若い感性にピッタリのテーマかもしれません。音楽は違いますが、17歳の時に滑ったロメジュリも素敵ですよ。

2014/02/21 (Fri) 09:38 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: yuccalina 様

おはようございます^^
コメントありがとうございます。

yuccalina さんもあの映画ご覧になりましたか。
あの時のオリヴィア・ハッせーが、確か14歳ですよね。
すごい演技力だと思います。
今見ると、「なにもそんなに思いつめなくても・・・」と思うところがたくさんあるのですが・・・十代の頃の気分がよく表現されているように思います。

羽生選手、以前に別のロメジュリでも演技されているのですね。
本当に、若い感性にピッタリのテーマで、いいですね。

2014/02/21 (Fri) 10:16 | EDIT | REPLY |   

eiko  

こんばんは。
しばらくご無沙汰してしまいました。
ロミオとジュリエット、何回観たかしれません。
本当に美しい映画で大好きです。
私のマウスパッドもロミオとジュリエットなんですよ。
音楽もステキだし、何より衣装が。。。
この時代の絵画も大好きです。
前世はたぶんこの時代に生きていたと思われ(笑)
ディカプリオのロミオも見てみたいのですがまだ・・・ジュリエット役が、オリヴィアに比べると初々しさが足りないと。
どうなんでしょう。
ウエストサイドストーリーも好きで。
悲恋は悲しいですけど、その気持ちが痛いくらいに切ない。いまだに涙します(ははは)
後程ご紹介してくださった音楽と映像も見てみますね。
いつも素敵なもののご紹介ありがとうございます。


2014/02/21 (Fri) 22:30 | EDIT | REPLY |   

Ariane  

Re: eiko 様

eiko さん、こんばんは^^
コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまって、ごめんなさい!

eiko さんも、こちらのロミオとジュリエットのファンでいらっしゃいましたか!
そういえば、猫ちゃんのお名前もロミオですものね^^
そうそう、衣装も素敵なんですよね~!
こちらの映画の雰囲気があまりに良かったので、同じゼフィレッリ監督の『ブラザー・サン シスター・ムーン』も観たのですが、あれは私にはちょっと宗教的過ぎました・・・。
あと、私はあの雰囲気に拘ってしまって、ディカプリオのロミオは観る気にならなかったんです。
ディカプリオで悲恋だったら、やっぱり『タイタニック』が良かったかな~、と思います。
本当に、悲恋って切なくて涙してしまいますが、考えてみると、この世に別れのない関係ってないんですよね・・・。
将来、確実に我が身にも起こって、同じ騒ぎになるんじゃないかと思うと、困ったことになったものだと思います。

妙に惹かれる時代や場所というのは、ありますね。
eiko さんも、前世、あの時代にいらっしゃいましたか?
私もです~(笑)

2014/02/22 (Sat) 21:13 | EDIT | REPLY |   

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