Bonnie and Clyde ボニー&クライド

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1932年から34年にかけて撮影されたボニー(右)とクライド(左)。



先日ゲンズブール Serge Gainsbourg の“イニシャルB.B”を取り上げましたが、こちらも1968年にゲンズブールが発表した曲で、ブリジッド・バルドー Brigitte Bardot と二人でボニーとクライドの物語を歌ったものです。





皆さんご存知だと思いますが、ボニー・パーカーとクライド・バローは、1930年代前半のアメリカの中西部で銀行強盗を繰り返した実在の人物です。
大恐慌下のアメリカでは貧しい人の暮らしは悲惨なものだったのでしょう。
冷血で凶悪な犯罪者であったにもかかわらず、マスコミは彼らを半ば義賊のように取り扱ったようですし、貧しい庶民の間では彼らをヒーローのように思う人も少なくなかったという話です。

フェイ・ダナウェイ Faye Dunaway とウォーレン・ベイティー Warren Beatty がボニーとクライドを演じた映画『俺たちに明日はない』(1967年)は当時大ヒットしましたが、実際にはちょっと二人を美化したものなのでしょうね。
フェイ・ダナウェイのファッションがとても素敵でした。
1930年代、1960年代、どちらも惹かれる時代で、私がこの映画を好きなのは、その両方の要素のせいでもあるかもしれません。





ボニーとクライドが出会ったのは1930年でしたが、その4年後には彼らの情報を掴んで待ち伏せしていた警官隊により、150発を超えるとも言われる(諸説あるようですが)銃撃を受けて射殺されました。
二人の関係は短いものだったのですね。

射殺後の現場検証の動画なども残っていて、随分衝撃的なものだと思いました。

『俺たちに明日はない』の最後のシーンは名場面でした。
銃撃の直前、自らの運命を悟った二人が互いを見つめ合う一瞬が、永遠のように長く感じられます。
(映画でも最期はかなり無惨で、はじめにアメリカで上映された時は問題になったそうですが。)





ボニーが詩を書いて新聞社に送るというエピソードはこの映画でも取り上げられていましたが、彼女の詩はこちらのサイトで読むことができます。

The Poems of Bonnie Parker

ゲンズブールの“Bonnie and Clyde”は、ここで最初にあがっている "The trail's end" と題された詩を元に書かれたもののようです。
1934年、つまり自分たちが死んでしまう年に書いたもので、もう終わりだということを予期しているような詩です。
ゲンズブールが一人で歌っているこの曲の英語ヴァージョンはこの詩からの抜粋で、バルドーとのデュエットになっているフランス語バージョンはそれがアレンジされたものです。


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